2019/05/09 11:44

生地は大きく二種類に分かれます。
布帛(ふはく)とニットです。

布帛とは言いかえると織物のこと、縦糸と横糸を組み合わせて作られる布で、
コート・ジャケット・シャツ・ブラウス・ジーンズなどはこれに属します。
伸縮性のあるジーンズなどは横糸に伸びる糸を使用して作られていることが多いようです。

ニットは編み物のこと、一本の糸で編まれています。
トレーナー、カットソー、ジャージ、水着など伸縮性のあるものはほとんどがニットですね。
ニットは布帛に比べてしわになりにくく身体にもフィットするのでとても着心地が良く、
昔に比べて私たちの身の回りにはニット地で作られた服がずいぶんと増えたように思います。

しかし一方で、伸縮性のある生地でのものづくりの工程はとても難しくなります。

ニットを普通の直線用ミシンで縫ってしまうと縫い目が伸びないため、
例えば頭が入らない衿ぐりができてしまうこともあります。
動いているうちに縫い目が切れてしまうこともあるでしょう。
そのため、ニット専用のミシンが必要になるのです。

accel.には直線用ミシン、4本ロックミシン、カバードステッチ用ミシンがあり、
それぞれ使い分けて製品を作っています。

直線縫い

4本ロックミシン

カバードステッチ


そしていつかは扁平縫いの工業用ミシンが欲しいなぁとひそかに思っています(#^^#)
扁平縫いは簡単に言うとカバードステッチに強度が加わった縫い方です。
きっと皆さんも目にしたことがある縫い目なのではないでしょうか。
中古でもウン十万円、私の憧れ!のミシンです。

扁平縫い

次回はニットの種類について書こうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!